冬の運転で一番怖いのが、ツルツルのアイスバーン。
ブリヂストンの最新スタッドレス「ブリザック VRX3」は、史上最高性能とうたわれていて、すごく気になりますよね。
ただ、ネットで調べてみると、「ブリザックvrx3 滑る」なんていう、ちょっと不安になるキーワードも出てきます。
「本当に滑るの？」「VRX2と比べてどうなの？」と疑問に思うのは当然かなと。
知りたいことはたくさんありますよね。
自分もタイヤ選びで散々悩んだ経験があるので、その気持ち、よく分かります。
この記事では、そうした疑問や不安を解消するために、VRX3の性能や実際の口コミ、評判をしっかり分析していきます。
- VRX3が「滑る」と言われる本当の理由
- VRX2とVRX3の具体的な性能と価格の違い
- スタッドレスタイヤの「寿命」の正しい見方
- VRX3がどんな人におすすめなのか
＼タイヤをネットで簡単購入＆交換店予約／
すべてのタイヤに６カ月の無料パンク保証付き！
ブリザックVRX3の圧倒的性能を解説
ブリザックVRX3の「すごい」と言われる部分から見ていきましょう。
メーカーが「史上最高」と自信を持つには、やっぱり理由があるんですよね。
最高の氷上性能を誇るVRX3
VRX3の最大のウリは、なんといっても「氷上性能」です。
前のモデル（VRX2）と比べて、氷の上でブレーキをかけた時の制動距離が20%も短縮されたそうです。
実際の距離にすると約2.9m。車1台分に近い距離で、この差が追突事故を防ぐかもしれないと考えると、ものすごい進化ですよね。
この性能アップの秘密は、ブリヂストン独自の「フレキシブル発泡ゴム」という新技術にあります。
氷の上の滑る原因である「水膜」をスポンジみたいに素早く吸い取って、ゴムが氷にしっかり密着する仕組みがパワーアップした、ってことですね。
VRX2との違いは「効き持ち」
「VRX2と比べて何が違うの？」というのも大きな疑問点だと思います。氷上性能のアップはもちろんですが、自分が見逃せないと思うのが「効き持ち」性能です。
「効き持ち」っていうのは、ブリヂストンの言葉なんですけど、要は「良い性能が長持ちしますよ」ということ。
スタッドレスタイヤは、時間が経つとゴムが硬くなって性能が落ちてしまいます。
VRX3は、ゴムの柔軟性を保つ新技術（ロングステイブルポリマー）のおかげで、4年経っても性能が落ちにくいように設計されているのがポイントです。
長く安全に乗りたい人にとっては、すごく大きなメリットになります。
寿命は17%向上し4年安心
「効き持ち」と関連しますが、物理的な「減り」に対する寿命も進化しています。VRX3はVRX2と比べて、摩耗ライフ（耐摩耗性）が17%も向上しているそうです。
スタッドレスタイヤは、柔らかいゴムを使っているから「減りが早い」っていうイメージがありましたけど、そこもしっかり改善していることになります。
「効き持ち」による性能の持続と、物理的な減りにくさ。この2つが合わさって、「4年間、安心して使える」というのがVRX3の大きな強みになっています。
高い静粛性とドライ性能
スタッドレスタイヤって、「ゴーッ」というロードノイズがうるさいイメージありませんか？
それに加えて、乾いた道（ドライ路面）だと、フニャフニャしてちょっと不安になる感じ。
VRX3は、その点もかなり優秀のようで、口コミを見ていると
といった高評価がすごく多いんです。
ハンドリングもカッチリしていて、高速道路でのレーンチェンジやカーブでも、夏タイヤに近い感覚で安心して運転できる、という声が目立ちました。
雪国以外に住んでいると、冬でもほとんどは乾いた道を走ることになるので、この「普段使いの快適さ」は、かなり重要なポイントです。
ブリザックVRX3が滑るとの評判を分析
これだけ高性能なVRX3なのに、なぜ「ブリザックvrx3 滑る」という検索がされるんでしょうか。
その理由を、実際のユーザーレビューから深掘りしてみました。
「滑る」指摘はシャーベット雪
結論から言うと、VRX3が「滑る」と指摘されているのは、「深く、重いシャーベット状の雪」という、かなり限定的な状況でした。
「アイスバーン（氷上）は文句なしに効く」と評価している人でも、
- 「ベチャ雪が20cmくらい積もったカーブで、ズルズルと横に流れてヒヤッとした」
- 「タイヤの溝が重い雪で詰まりやすいのかも」
といった具体的なレビューがいくつか見つかったんです。
これは、VRX3が「氷の上」の性能（水膜の除去）を極限まで高めた設計にした結果、雪をかき出す「排雪性能」が、特定の雪質（重くて水分が多いシャーベット）において、少し苦手分野になっている可能性が考えられますね。
雪質による口コミや評判の違い
面白いのは、「シャーベット雪でも全然問題なかった」という、まったく逆の評価も存在することです。
これは、「シャーベット」という言葉が指す路面状況が、人によって違うからかなと思います。
- 「問題ない」と言う人
降り始めの浅いシャーベット、または雪解け水が浮いている程度の路面 - 「滑る」と言う人
タイヤの溝を埋めてしまうほどの「深く、重い」シャーベット路面
VRX3はシャーベット全般がダメというわけではなく、一部のドライバーが「排雪性能の限界を超える」ような特殊な状況で、滑る感覚を覚えた、というのが真相に近いんじゃないかなと分析します。
氷上では滑らないのがVRX3
ここが一番大事なポイントですが、「滑る」とレビューした人でさえ、「氷上性能は秀逸」と認めているケースがほとんどでした。
スタッドレスタイヤが本当に真価を発揮すべきなのは、一番事故につながりやすい「ツルツルの氷の上（アイスバーン）」です。
その肝心な場面で、VRX3は「他を圧倒するレベル」という評価で一致しています。
「シャーベット雪で滑る」という評判は、あくまで「氷上性能に全振りした」結果のトレードオフ（何かを得るために何かを犠牲にすること）の一面、と考えるのが妥当かなと思います。
圧雪路での評価は？
アイスバーンやシャーベット雪以外の、一般的な「圧雪路（クルマに踏み固められた雪道）」での評価はどうでしょうか。
これについては、ほとんどのレビューで
と、高い評価でした。
氷の上であれだけ効くタイヤですから、雪の上でもグリップ力が高いのは当然かもしれませんね。
ブリザックVRX3とVRX2の価格や性能を徹底比較
「VRX3が良いのは分かったけど、VRX2と比べてどれくらい違うの？」「値段も高いし、VRX2でも十分じゃない？」と考える人も多いはず。
ここで、両者を具体的に比較してみましょう。
氷上ブレーキ性能の差は20%
すでにお話しした通り、一番の違いは氷上ブレーキ性能です。VRX3はVRX2より20%も短く止まれます。
この20%の差をどう捉えるか、ですね。「万が一」の事故を、お金で回避できる確率が上がる、とも言えます。
専門家の間では「2世代分（約8年）の進化」なんて言われるほど、この差は大きいみたいです。
価格差とコストパフォーマンス
当然ですが、最新モデルのVRX3は、VRX2に比べて価格が高いです。
タイヤフッドに在庫のあった「185/60R15 84Q」サイズで比較してみました。
| 比較項目 | BLIZZAK VRX3 (新モデル) | BLIZZAK VRX2 (旧モデル) |
|---|---|---|
| 1本単価 （税込） | 25,300円 | 18,920円 |
| 4本セット （税込） | 101,200円 | 75,680円 |
VRX2はモデルチェンジによって価格が下がってきているので、かなり「お手頃価格」になってきました。
ここで考えたいのが「コストパフォーマンス」です。
- VRX2
初期費用が安い。ブリザックブランドの信頼性を安価に手に入れられる。 - VRX3
初期費用は高い。でも「効き持ち」と「耐摩耗性アップ」のおかげで、高性能な状態のままVRX2より長く使える可能性がある。
4年間、安全に使い切ることを考えると、1年あたりの「安全コスト」は、もしかしたらVRX3の方が安い、という見方もできるかもしれませんね。
VRX3を推奨する人
以上の比較から、VRX3はこんな人におすすめかなと思います。
VRX3がおすすめな人
- 凍結路（アイスバーン）での事故リスクを、コストをかけてでも最小限にしたい人。
- 一度買ったら4年間、性能低下の不安なく安全に使い切りたい人。
- 普段はドライ路面が多く、スタッドレス特有の「うるささ」や「フニャフニャ感」が嫌な人。
VRX2を選ぶメリット
もちろん、VRX2を選ぶメリットも大きいです。VRX2だって、数年前まではブリヂストンの「最高性能」だったわけですから。
VRX2がおすすめな人
- 初期費用（購入コスト）をできるだけ抑えたい人。
- VRX3ほどの絶対的な氷上性能は求めないが、「ブリザック」ブランドの安心感は欲しい人。
- 数年（2～3年）で車を買い替える予定があるなど、4年間使い切らない可能性がある人。
自分の使い方と予算を考えて、合理的に選ぶのが一番ですね。
ブリザックVRX3の「寿命」と交換目安
スタッドレスタイヤ選びで、性能と同じくらい大事なのが「寿命」ですよね。
ここでは、スタッドレスタイヤの寿命の正しい見方をおさらいしておきましょう。
スタッドレスの2つの寿命とは
スタッドレスタイヤの寿命には、実は2つの意味があるんです。
溝がどれだけ残っていても、ゴムがカチカチに硬くなってしまったら、氷の上で滑ってしまいスタッドレスタイヤとしては「寿命」です。
VRX3の「効き持ち」性能は、この2番目の「化学的な硬化」による寿命を、新技術でグッと伸ばしてくれています。
プラットフォームで寿命を判断
では、溝の深さ（物理的な寿命）はどこで見分けるのか？それが「プラットフォーム」という印です。
夏タイヤの「スリップサイン」とは別物です。
- スリップサイン
残り溝1.6mm。法律上の使用限度。これが出たら車検も通りません。 - プラットフォーム
新品時の溝の深さから50%摩耗した印。これが出たら、冬タイヤとしての性能（寿命）は終わりです。
プラットフォームが出ても、スリップサインが出るまでは夏タイヤとしては（法律上）使えますが、雪道や氷上ではもうグリップしないので、絶対に交換してください。
4年後も効き持ち性能が持続
VRX3は「4年後も性能が落ちにくい」とメーカーが公式にうたっています。
これは、スタッドレスタイヤの交換目安としてよく言われる「3～4シーズン」というサイクルに、しっかり対応してきたということ。
の両方で、4年間しっかり安全をサポートしてくれる設計になっています。
タイヤの寿命（摩耗）は、走行距離や運転スタイル、保管状況によって大きく変わります。
「4年」というのはあくまで一般的な目安です。
安全に関わることなので、プラットフォームのチェックや、ゴムの硬さの確認（硬度計など）は、タイヤショップなどの専門家に定期的に相談することを強くおすすめします。
ブリザックVRX3の購入はタイヤフッドが最適
高性能なVRX3ですが、値段が張るのはネックですよね…。そこで自分がいつもチェックしているのが、ネットのタイヤ通販サイトです。
特に「TIREHOOD（タイヤフッド）」は、個人的におすすめです。
タイヤフッドが良いなと思う点は、
- タイヤの価格が分かりやすい（工賃コミコミ価格も選べる）
- 全国のガソリンスタンドや提携工場で取り付け予約がネットで完結する
- 万が一のパンク保証（無料）が付いてくる
といったところ。
実店舗で買う安心感と、ネット通販のお得さを両立している感じがして、自分もよく利用しています。
タイヤフッドのサービスや実際の評判については、「タイヤフッドの口コミ評判を徹底調査！安さの理由と失敗しない選び方」で詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
＼タイヤをネットで簡単購入＆交換店予約／
すべてのタイヤに６カ月の無料パンク保証付き！
まとめ｜ブリザックVRX3の氷上性能は他を圧倒するレベル
「ブリザックvrx3は滑る」という懸念についての自分なりの最終回答です。
「VRX3は、スタッドレスタイヤ最大の脅威である『氷上』では滑らない。むしろ他を圧倒するレベル。
ただし、ごく一部の『深く重いシャーベット雪』では、その設計の特性上、滑る感覚を覚える人がいるかもしれない」
これが、今回調べ尽くした結論です。
弱点（トレードオフ）がゼロとは言いませんが、それを補って余りある
これらは、間違いなく「史上最高性能」と呼ぶにふさわしいかなと。
都市部や非降雪地域に住んでいて、たまの「ブラックアイスバーン」での事故を何としても避けたい人、そして良いタイヤを長く安心して使いたい人にとって、VRX3は最強の選択肢になることでしょう。
この記事が、あなたの冬のタイヤ選びの参考になれば嬉しいです。
