冬のタイヤ選びで必ず名前が挙がる、ブリヂストンの「ブリザック」とヨコハマの「アイスガード」。
スタッドレスタイヤ選びで悩んでいる方にとって、この二大ブランドの違い・どっちがいいのかは最大の関心事ではないでしょうか。
2025年は最新モデルの「ブリザックWZ1」と「アイスガード8」が登場し、定番の「VRX3」やSUV用の「DM-V3」「G075」との性能比較も気になるところでしょう。
この記事では、ブリザックとアイスガードを徹底比較し、皆さんの疑問に答えます。
こうした具体的な疑問をすべて解決し、あなたの使い方や予算に最適なスタッドレスタイヤを見つけるお手伝いをします。
- 両ブランドの最新・定番モデルの性能差
- 寿命や燃費、価格などの項目別比較
- 北海道・東北や都市部など地域別のおすすめ
- 安全性や口コミに基づく選び方のポイント
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ブリザックとアイスガード|違い・どっちがいい?両ブランド基礎知識

スタッドレスタイヤ選びで必ず名前が挙がる「ブリザック」と「アイスガード」。
「結局どっちがいいの?」と悩む方のために、まずは両ブランドが持つ基本的な特徴や開発思想の違い、そして性能の傾向を分かりやすく解説します。
ブリヂストン「ブリザック(BLIZZAK)」
ブリヂストンのブリザックは、「断トツの氷上性能」と「高い信頼性」を追求するブランドです。
北海道や東北といった厳しい寒冷地での装着率が非常に高いことが、その信頼性を物語っています。
ブリザックの核心技術は「発泡ゴム」です。
タイヤのゴム内部に微細な気泡を無数に配置し、氷上の滑りの原因である「水膜」をスポンジのように吸い上げる技術です。
これにより、タイヤが氷に直接密着し、強力なグリップを生み出します。
安全性と安心感を最優先し、「いざという時にしっかり止まれる」ことを重視するユーザーから絶大な支持を集めています。
ヨコハマ「アイスガード(iceGUARD)」
ヨコハマのアイスガードは、「氷に効く」性能を追求しつつ、「永く効く(性能持続性)」と「燃費に効く(低燃費性能)」という、トータルバランスを重視するブランドです。
アイスガードは、ゴム自体が水膜を吸水する「吸水ゴム」や、氷に密着するコンパウンド技術、そしてゴムのしなやかさを長期間維持する「オレンジオイルS+」などの独自技術を持っています。
氷上性能はもちろんのこと、冬のドライブ全体での快適性や経済性も考慮したい、バランス重視のユーザーに適しています。
まずは基本の性能比較から

両ブランドの特性を踏まえた上で、一般的な性能項目を比較してみましょう。モデルによって個別の差はありますが、ブランド全体としての傾向をまとめます。
| 性能項目 | ブリザック (BLIZZAK) | アイスガード (iceGUARD) |
|---|---|---|
| 氷上性能 | ◎(特に優れる) | ◎(優れる) |
| 発泡ゴムの吸水力と密着力で、アイスバーンでの制動力が高い。 | 吸水ゴムと密着技術で、氷にしっかりフィット。 | |
| 雪上性能 | ◎(優れる) | ◎(優れる) |
| 雪を掴んで蹴り出す力が強く、圧雪路や深雪でも安定。 | 効率的な排雪パターンで、シャーベット状の雪にも強い。 | |
| 性能持続性 (寿命) | ◎(特に優れる) | ○(良い) |
| 摩耗しても発泡ゴムの新層が現れ、氷上性能が落ちにくい。 | オレンジオイル等でゴムの硬化を抑制し、しなやかさを維持。 | |
| 燃費・静粛性 | ○(良い) | ◎(優れる) |
| 氷上性能を最優先しつつ、近年は快適性も大幅に改善。 | 低燃費タイヤ技術を応用し、転がり抵抗やノイズ低減に強み。 |
【結論】どっちがいい?
- ブリザックがおすすめな人
「万が一の備えとして最高の氷上性能と安心感を求めたい」
「北海道や東北など厳しい寒冷地に住んでいる」 - アイスガードがおすすめな人
「氷上性能も重要だが、燃費や静粛性、ドライ路面の走りやすさも妥協したくない」
ブリザックとアイスガードを比較|2025年最新モデル直接対決
2025年のスタッドレスタイヤ市場は、まさに「頂上決戦」です。
ヨコハマから「iceGUARD 8」、ブリヂストンから「BLIZZAK WZ-1」と、両社の最新フラッグシップモデルが同時に登場しました。
ここでは、両モデルが搭載する最先端の技術と、どれほどの性能向上を果たしたのかを分かりやすく掘り下げます。
iceGUARD 8の技術|「冬テック」と「冬ピタ吸水ゴム」
アイスガード8は、新技術コンセプト「冬テック」を採用。これは、氷との「接触の密度」と「接触の面積」を最大化する考え方です。
その核心となるのが、新開発の「冬ピタ吸水ゴム」です。従来よりも小型化に成功した新吸水素材「水膜バスター」を高密度に配合。
滑りの原因である水膜をより強力に吸い上げ、氷とゴムの接触点を大幅に増やすことに成功したとされています。
AIを活用した新トレッドパターンは接地面積を8%増加させ、ブロック剛性も高める(※)など、総合的な進化を遂げています。
(※従来品iG70比。詳細はヨコハマタイヤ公式サイトをご確認ください)
BLIZZAK WZ-1の技術|「ENLITEN」と「Wコンタクト発泡ゴム」
ブリザックWZ1は、ブリヂストンの次世代タイヤ設計基盤技術「ENLITEN(エンライトン)」をスタッドレスタイヤで初搭載したモデルです。
タイヤの軽量化と剛性バランスを最適化し、氷上性能とドライ性能といった相反する性能を高次元で両立させています。
ゴム技術も進化し、「Wコンタクト発泡ゴム」を採用。従来の吸水(発泡ゴム)に加え、業界初とされる「親水性向上ポリマー」を配合。
このポリマーが、吸いきれなかったわずかな水をも捉えてグリップ力に変換するという新技術です。
新トレッドパターンの「L字タンクサイプ」が水の侵入を抑制し、氷への密着をサポートします。
(詳細はブリヂストンタイヤ公式サイトをご確認ください)
アイスガード8とブリザックwz1の技術比較

両モデルとも、氷上性能を高めるために全く異なるアプローチの最新技術を搭載しています。その核心技術を一覧で比較してみましょう。
| 項目 | iceGUARD 8 (ヨコハマ) | BLIZZAK WZ-1 (ブリヂストン) |
|---|---|---|
| 新技術コンセプト | 冬テック (氷との「接触の密度」と「接触の面積」を最大化) | ENLITEN (エンライトン) (スタッドレス初搭載。 氷上性能とドライ性能を高次元で両立) |
| 核心ゴム技術 | 冬ピタ吸水ゴム | Wコンタクト発泡ゴム |
| 水膜除去の仕組み | 新吸水素材「水膜バスター」を高密度に配合し、水膜を強力に吸い上げ、氷との接触点を増やす。 | 従来の発泡ゴム(吸水)に加え、「親水性向上ポリマー」(密着)が、残ったわずかな水もグリップ力に変換する。 |
| その他の技術 | AI活用トレッドパターン (接地面積 +8% ※) (ブロック剛性 +7% ※) | L字タンクサイプ (水の流れを制御し、氷への密着をサポート) |
※iceGUARD 8の比較は従来品(iG70)比。詳細はヨコハマタイヤ公式サイトをご確認ください。
※BLIZZAK WZ-1の詳細はブリヂストンタイヤ公式サイトをご確認ください。
進化した氷上性能をチェック

両最新モデルは、従来品と比べて氷上性能を飛躍的に向上させています。各メーカーが発表しているテストデータを見てみましょう。
どちらも前モデルを大きく超える、最高峰の氷上性能に達しているのは間違いありません。
初期の試乗レビューなどでは、氷上性能に加えて「快適性」の進化も注目されています。
口コミ・レビューでの注目ポイント
- BLIZZAK WZ-1
氷上でのコントロール性の高さに加え、ドライ路面での静粛性が「スタッドレスとは思えないレベル」「夏タイヤのよう」と高く評価されています。 - iceGUARD 8
ブレーキの立ち上がりが早いという評価のほか、全サイズで「低車外音タイヤ」となっており、静粛性への配慮がうかがえます。
両モデルとも、氷の上で効くのはもちろん、冬のドライブ全体での快適性も大きく向上させているのが特徴ですね。
ブリザックとアイスガードを比較|定番・SUVモデルの性能差
最新モデルだけでなく、市場には人気の「定番モデル」や「SUV専用モデル」も存在します。
それぞれに明確な性能差があるため、ここでは「乗用車モデル」と「SUV専用モデル」に分け、それぞれのライバルを徹底比較します。
アイスガード8とブリザックvrx3の比較

ブリヂストンの最新モデルは「WZ-1」ですが、依然として市場で絶大な人気を誇るのが、定番の高性能モデル「BLIZZAK VRX3」です。
ここでは、ヨコハマの最新「iceGUARD 8」と、この「VRX3」を比較します。この2モデルは、現在の日本市場で最高峰の氷上性能を競うライバルと言えます。
| 性能項目 | iceGUARD 8 (最新) | BLIZZAK VRX3 (定番) |
|---|---|---|
| 氷上性能 | ◎ 互角 | ◎ 互角 |
| iG70から大幅進化し、VRX3とほぼ互角の最高レベルに。 | 「断トツの氷上性能」を誇るベンチマーク。 絶対的な安心感。 | |
| 雪上性能 | ◎ 互角 | ◎ 互角 |
| シャーベット状の雪にも強いオールラウンドな性能。 | 圧雪路での安定感に定評あり。 豪雪地帯でも信頼。 | |
| 寿命・耐摩耗性 | ○ 良い | ◎ 優位 |
| 性能持続性は高いが、発泡ゴムのVRX3がやや優位。 | 摩耗しても効きが落ちにくい「フレキシブル発泡ゴム」が最大の強み。 | |
| 燃費・静粛性 | ◎ 優位 | ○ 良い |
| 転がり抵抗の低減やノイズ抑制に強み。 快適性・経済性で優位。 | 氷上性能を最優先しつつ改善。 iG8に一歩譲る。 |
【選び方のポイント】
- BLIZZAK VRX3 がおすすめな人
「とにかく効きが長持ちするタイヤが欲しい」「4年後も安心して乗りたい」という、性能持続性と絶対的な氷上性能を最重視する方。 - iceGUARD 8 がおすすめな人
「最新の氷上性能を手に入れたい」「燃費や静粛性など、快適性・経済性も重視したい」という、バランス派の方。
SUV向けアイスガードg075 ブリザックdm-v3

車重が重く車高も高いSUVには、ふらつきを抑え、しっかり止まるための専用スタッドレスタイヤが推奨されます。
ここでは、SUV専用の定番モデル「iceGUARD SUV G075」と「BLIZZAK DM-V3」を比較します。
この2モデルは、SUV専用タイヤの中でもキャラクターが明確に分かれています。
| モデル名 | BLIZZAK DM-V3 | iceGUARD SUV G075 |
|---|---|---|
| 「雪国王者」の安心感 | 「都市部・快適性」の実力派 | |
| 特徴 | 乗用車用VRXシリーズと同様の「アクティブ発泡ゴム2」を採用し、圧倒的な氷上性能を誇る。 重いSUVを支える剛性も確保。 | 氷上性能を確保しつつ、静粛性や燃費性能といった街乗りでの快適性を高いレベルで両立。 ロードノイズが抑えられています。 |
| おすすめユーザー | ・雪国で毎日SUVに乗る方 ・スキーや雪山遠征など、冬のアウトドアでハードに使う方 ・ 「重いSUVでも絶対に止まる」という安心感を最優先する方 | ・都市部、郊外の走行がメインの方 ・スタッドレス特有の「ゴーッ」という音を減らし、冬でも静かに運転したい方 ・たまの雪に備えつつ、経済性も重視する方 |
【選び方の結論】
あなたの使い方で選びましょう!
雪国で毎日ハードに使うならDM-V3、都市部メインで快適性も欲しいならG075、というのが基本的な選び方になりますね。
ブリザックとアイスガードを比較|項目別!知りたいポイント徹底比較
氷上性能や雪上性能だけでなく、スタッドレスタイヤを選ぶ上では「寿命」「燃費」「価格」「静粛性」といった現実的なポイントも重要です。
ここでは、ブリザックとアイスガードが持つそれぞれの強みと弱みを、項目別に分かりやすく徹底比較していきます。
タイヤの寿命はどちらが長い?

スタッドレスタイヤの寿命は、単なる「摩耗のしにくさ」だけではなく、「時間が経ってもゴムが硬くならず、氷上性能が持続するか(効き持ち)」が非常に重要です。
【ブリザック】…「発泡ゴム」技術
タイヤが摩耗するにつれて、ゴム内部の新しい気泡が表面に現れます。これにより、すり減っても氷上の水膜を吸水する能力が落ちにくいとされています。
メーカーも「4年経過しても高い氷上性能を維持する」と謳っており、長期間の信頼性で高い評価を得ています。
【アイスガード】…「ゴムの硬化抑制」技術
「オレンジオイルS+」などの独自配合により、ゴムのしなやかさを長期間維持し、経年劣化による硬化を防ぎます。
最新のiceGUARD8では「約4年後も氷上グリップを維持」とアピールしており、性能持続性も大幅に向上しています。
氷上性能の「効き持ち」という点では、摩耗しても新しい吸水経路が現れるブリザックにやや分があるというのが一般的な評価です。
アイスガードも最新モデルでその差を大きく縮めてきています。
冬の燃費に与える影響は

スタッドレスタイヤは、夏タイヤより転がり抵抗が大きくなるため、燃費が悪化する傾向にあります。この「燃費性能」においては、両ブランドで明確な傾向があります。
【アイスガード】
アイスガードは、ヨコハマの低燃費タイヤブランド「BluEarth(ブルーアース)」で培われた技術を応用しています。
氷上性能を確保しながらも、タイヤの転がり抵抗を低減することに注力しており、口コミでも「夏タイヤと燃費があまり変わらない」といった声が見られるほどです。
【ブリザック】
一方のブリザックも、最新のWZ-1では「ENLITEN」技術による軽量化などで燃費性能は年々向上していますが、伝統的に氷上性能を最優先する設計思想があります。
日々のガソリン代を少しでも節約したい、経済性を重視する方にはアイスガードが有力な選択肢となります。
燃費性能で強みを見せるのは「アイスガード」ですね。
気になる値段・価格差を調査

購入時に最も気になるのが価格です。全体的な傾向として、ブリザックの方がアイスガードよりも高価な傾向にあります。
【ブリザック】
「北海道・東北装着率No.1」という絶対的なブランド力と、「効きが長持ちする」という性能持続性への自信の表れ。
【アイスガード】
ブリザックに迫る高性能ながら、価格面でアドバンテージがあり、コストパフォーマンスに優れると評価されます。
例えば、人気のSUVサイズ(225/65R17)では、以下のような価格になっています。
| モデル | 1本価格 (税込) | 4本価格 (税込) |
|---|---|---|
| BLIZZAK DM-V3 | 29,150円 | 116,600円 |
| BLIZZAK VRX3 | 35,420円 | 141,680円 |
| BLIZZAK WZ-1 | 49,280円 | 197,120円 |
| iceGUARD G075 | 22,660円 | 90,640円 |
| iceGUARD IG80 | 37,400円 | 149,600円 |
SUVモデルの「DM0V3」と「G075」では、4本セットで1万円以上の価格差が出ることも珍しくありません。
トータルコストで考える
初期投資はブリザックの方が高い傾向にあります。
しかし、もしブリザックの「効き持ち」性能によって4〜5年安心して使える場合、交換サイクルが延びることで、結果的にトータルコストが逆転する可能性もあります。
「初期投資を抑えたい」か、「長期的なトータルコストを重視するか」で判断が分かれるところです。
音・静粛性はどちらが優秀か
スタッドレスタイヤ特有の「ゴーッ」というロードノイズ(パターンノイズ)は、冬のドライブの快適性を左右します。
【ブリザック】
従来は氷上性能優先でノイズ面は弱点とされがちでしたが、最新のWZ-1で飛躍的に向上。
「スタッドレスとは思えない静粛性」「夏タイヤのよう」と試乗レビューで絶賛されています。
【アイスガード】
伝統的に静粛性が高いと評価されています。
パターンノイズを抑制する設計に強みがあり、最新のiceGUARD 8も全サイズで「低車外音タイヤ」認定を取得しています。
伝統的に静粛性に強みがあるのはアイスガードです。
ただし、最新モデル(WZ-1)に関してはブリザックも同等、あるいはそれ以上の静粛性を手に入れた可能性があり、甲乙つけがたくなっています。
雪道比較:得意な雪質は?
氷上性能(アイスバーン)だけでなく、雪道(圧雪・深雪・シャーベット)での性能も重要です。
両ブランドとも雪上性能は非常に高いレベルにありますが、あえて得意分野を分けるならば、以下のような傾向があります。
【ブリザック】
固く締まった圧雪路 ブロックの角(エッジ)で雪を力強く引っ掻き、雪を柱状に固めて蹴り出す力が強い設計です。
圧雪路での安定感に定評があります。
【アイスガード】
水分を多く含んだシャーベット状の雪(ベチャ雪) 太い溝(グルーブ)で効率よく雪や水を排出する設計に強みがあります。
シャーベット路面でも高い走行安定性を発揮します。
どちらも豪雪地帯で安心して使用できる性能を持っていますが、住んでいる地域の雪質に合わせて選ぶのも一つの方法です。
実際の口コミ・評判まとめ
実際に使用しているユーザーの口コミは、タイヤ選びの貴重な情報源です。両ブランドの代表的な評判をまとめました。
【ブリザック】
- 「やはり氷の上での安心感が違う。いざという時に止まれる信頼感は絶大」
- 「効きが長持ちする。3シーズン目、4シーズン目でもしっかりグリップしてくれる」
- 「最新のWZ-1は、スタッドレスとは思えないほど静かで、夏タイヤのように運転できる」
- 「VRX3は少しロードノイズが気になるが、安全性能の高さで選んでいる」
【アイスガード】
- 「燃費が夏タイヤとほとんど変わらない。経済的で助かる」
- 「ドライ路面でもふらつきが少なく、高速道路も快適に走れる」
- 「ロードノイズが静かで、冬でも快適なドライブを楽しめる」
- 「最新のiG8は、ブレーキを踏んだ瞬間の効きが良くなったと感じる」
安全性重視ならどちらを選ぶべき?
「安全性」をどのように定義するかで、答えは変わってきます。
【ブリザック】
「どんなに厳しい凍結路面でも、確実に止まる・曲がれる絶対的な制動力」 を求めるユーザー向け
長年にわたり雪国でトップシェアを維持してきた実績と信頼が、その「絶対的な安全性」を物語っています。
【アイスガード】
「氷雪路性能はもちろん、雨の日や乾いた路面での安定性、燃費性能(給油のストレス軽減)も含めた、冬のトータルな安心感」を求めるユーザー向け。
冬の走行の大半を占めるドライ・ウェット路面での快適性・安定性も、広義の「安全性」と言えます。
どちらのフラッグシップモデルも、日本の冬道で求められる安全基準をはるかに超える性能を持っています。
あなたの優先順位と予算に合わせて決めることが重要です。
ブリザックとアイスガードを比較|地域・目的別のおすすめはどっち?
性能や価格がわかっても、結局「自分の地域や使い方に合うのはどっち?」と悩みますよね。
ここでは、スタッドレスタイヤ選びで失敗しないために、初心者向けの選び方のコツから、北海道・東北のような雪国、逆に雪の少ない都市部まで、地域や目的別のおすすめを解説します。
スタッドレスタイヤ|初心者の選び方のコツ
初めてスタッドレスタイヤを購入する方は、何を基準に選べばよいか迷ってしまいますよね。
初心者の方向けの選び方のコツは、「自分の車の使い方を明確にする」ことです。
まずは以下の3点を整理してみましょう。
これらを整理した上で、販売店のスタッフに相談するのが一番確実です。
もし、どちらかを選ぶなら、以下を参考にしてください。
初心者におすすめの選び方
- とにかく一番安心できるものが欲しい場合 → ブリザック (BLIZZAK)
雪国での装着実績No.1という「絶対的な安心感」は、初心者にとって心強い味方になります。 - 価格や燃費、静粛性も気になる場合 → アイスガード (iceGUARD)
氷上性能と快適性・経済性のトータルバランスに優れており、初めてのスタッドレスとしても選びやすいです。
北海道・東北でおすすめのスタッドレスは?
北海道や東北地方など、積雪量が多く、路面が日常的に凍結する「厳寒地(ヘビーデューティーエリア)」においては、答えは明確です。
ブリヂストンの「ブリザック」が圧倒的におすすめ!
ブリヂストンは、「北海道・北東北主要5都市での一般ドライバー装着率が24年連続No.1」(※2025年時点、メーカー調査)という圧倒的な実績を持っています。
これは、ブリザックの「発泡ゴム」による卓越した氷上性能と、摩耗しても効きが落ちにくい「性能の持続性」が、現地のドライバーから絶対的な信頼を得ている証拠です。
もちろんアイスガードも優れた性能を持っていますが、現地での「信頼」という面において、ブリザックは特別な存在です。
安全性に最大限投資したいと考えるなら、ブリザック(WZ-1またはVRX3、SUVならDM-V3)が最も推奨されます。
都市部でもスタッドレスは必要?
「自分の住む都市部では、年に1〜2回しか雪が降らないから必要ない」と考える方も多いかもしれません。
しかし、結論から言えば、都市部であってもスタッドレスタイヤは必要です。
主な理由は2つあります。
都市部でもスタッドレスが必要な理由
- 「路面凍結(ブラックアイスバーン)」が危険
雪が降らなくても、冬の早朝や夜間は気温が氷点下になり、路面が凍結することがあります。
特に橋の上、トンネルの出入り口、日陰の交差点などは、見た目では濡れているだけに見えても凍結していることがあり、非常に危険です。 - 夏タイヤは「低温」で性能が著しく低下する
夏タイヤ(ノーマルタイヤ)は、気温が約7℃を下回るとゴムが硬化し始め、本来のグリップ性能を発揮できなくなります。
これは乾いた路面や濡れた路面でも同様で、ブレーキが効きにくくなり、制動距離が伸びる原因となります。
都市部でのスタッドレスタイヤは、雪道を走るためというよりも、
として、非常に重要な役割を果たします。
雪が少ない地域にはどちらが合うか
前述の通り、都市部や雪が少ない地域(非降雪地域)でもスタッドレスタイヤは重要です。
では、そうした地域ではブリザックとアイスガードのどちらがより適しているのでしょうか。
この場合、アイスガードシリーズが持つ特性が非常にマッチします。
雪が少ない地域には「アイスガード」がおすすめ!
雪が少ない地域では、冬の走行の大半は「乾いた路面(ドライ)」か「濡れた路面(ウェット)」になります。
アイスガードは、高い氷上性能を確保しつつ、ドライ・ウェット路面での走行安定性、そして「低燃費性能」や「静粛性」にも優れています。
冬のトータルな快適性や経済性を重視するなら、アイスガード(iceGUARD 8やiceGUARD 7)がおすすめです。
スタッドレス特有のノイズや燃費の悪化を最小限に抑えつつ、万が一の凍結路面にもしっかり備えることができます。
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まとめ|ブリザックとアイスガード比較の最終結論!あなたに最適なのはどっち?
今回は、スタッドレスタイヤの二大巨頭、ブリザックとアイスガードを比較してきました。
今回の比較で分かった、タイヤ選びの重要なポイントをまとめます。
- ブリザックは、「絶対的な氷上性能」と「効きの持続性(寿命)」に圧倒的な強みがあります。
- アイスガードは、「高い氷上性能」と「燃費・静粛性(快適性)」のトータルバランスに優れています。
- 【選び方】北海道・東北など雪国での絶対的な安心感を求めるならブリザック。
- 【選び方】都市部メインで快適性や経済性も重視するならアイスガード。
- 2025年モデル(WZ1・iG8)はどちらも驚くほど進化しており、非常に悩ましい選択です。
- 都市部でも、7℃以下での夏タイヤの性能低下や凍結路面対策として、スタッドレスは必須です。
結局、どちらが「最強」というわけではなく、「ご自身の使い方に最強なのはどちらか」が大切だと感じます。
この記事の比較結果を参考に、あなたの走行環境(雪国か都市部か)、予算など、「何を一番優先したいか」をぜひ整理してみてください。
それが、この冬の安全を守る最高の一本を見つける一番の近道になることでしょう。


