プレミアムコンフォートタイヤを選ぼうと思った時、
この２つは、間違いなく最終候補に残る2大巨頭です。
静粛性や乗り心地が最高レベルなのは分かるけど、結局どっちが自分に合ってるのか？
レグノの最新モデル「GR-XⅢ」と、熟成された「VE304」では、性能や価格にどれだけの違いがあるのか。
燃費性能や、ミニバンに乗っている場合の適性も気になります。
この記事では、そんな悩みを解決するために、両者の性能、口コミ、そしてコストパフォーマンスまで、徹底的に掘り下げて比較していきます。
高い買い物だからこそ、絶対に失敗したくない。その気持ち、すごく分かります。
- VEURO VE304とREGNO GR-XⅢの決定的な違い
- 静粛性、乗り心地、燃費性能の客観的データ比較
- ミニバン・SUVユーザー向けのタイヤ選びのポイント
- 性能と価格のバランス（コストパフォーマンス）で見る選び方
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ビューロ VE304 と レグノ GR-XⅢを徹底比較
まずはダンロップ「VEURO VE304」とブリヂストン「REGNO GR-XⅢ」が、それぞれどんなタイヤなのか。基本的なコンセプトの違いから見ていきましょう。
ビューロ VE304の開発コンセプト
ダンロップのVEURO VE304は、2020年3月に発売されたフラッグシップタイヤです。コンセプトは「静粛性」と「安定性」の両立。
VE304のすごいところは、「すり減るにつれて溝の形が変わる」技術を採用している点。
タイヤが減ってきてもウェット性能（雨の日のブレーキ性能）が長持ちするように設計されてるんです。
新品の時だけじゃなく、タイヤの寿命全体を通して安全性を維持しよう、というダンロップの真面目な姿勢が伝わってきます。
まさに「熟成された完成形」というイメージです。
レグノ GR-XⅢの新技術
対するブリヂストンのREGNO GR-XⅢは、2024年2月に登場したばかりの最新モデル。なんと約5年ぶりのフルモデルチェンジです。
コンセプトはずばり「レグノ史上最高の静粛性と走行性能」。
この実現のために、ブリヂストンの新しい設計技術「ENLITEN（エンライトン）」が、国内の市販タイヤとして初めて採用されました。
このENLITEN技術によって、タイヤがより「薄く、丸く、軽く」なり、静粛性や乗り心地はもちろん、軽量化や燃費性能まで全方位で進化しているのが最大の特徴です。
まさに「次世代のイノベーター」って感じですね。
4年間の技術差とENLITEN
タイヤ技術における「4年の差」は、想像以上に大きいものです。
VE304が2020年時点での最高を目指した完成形だとすれば、GR-XⅢはENLITENという新しいプラットフォームで根本から設計を見直した革新的なモデル。
特にGR-XⅢは、静粛性だけでなく、タイヤを軽くすることで
と、複数の性能を同時に引き上げています。
比較の構図まとめ
- VEURO VE304 (2020年)
熟成された技術。高速安定性と「摩耗時のウェット性能維持」が強み。 - REGNO GR-XⅢ (2024年)
新技術ENLITEN採用。静粛性に加え「軽量化」と「低燃費性能」が強み。
この4年間の技術差が、実際の性能や価格にどう影響しているのか。次で詳しく比較していきましょう。
ビューロ VE304 と レグノ GR-XⅢ｜性能を徹底比較
プレミアムコンフォートタイヤに求められる
について、両者をガチで比較していきます。
どちらちが自分の使い方に合っているか、イメージしながら読んでみてください。
静粛性で選ぶならどっち？
静粛性は、多くの人が最も期待する性能ですよね。
ビューロ VE304は、タイヤ周りの「空気振動」を抑えるパターン設計で静かさを追求しています。
一方、GR-XⅢは「GR-tech Silentゴム」で路面からの振動を吸収し、さらにレグノ伝統の「消音器」技術（グルーブ）でパターンノイズも抑え込みます。
しかも、タイヤが摩耗しても静粛性が持続するように設計されているのがポイント高いです。
実際の口コミ・評判では？
口コミを見ると、VE304は
「旧世代のレグノと比べると、静粛性はあまり変わらないかも？
」という声が一部あるようです。
対してGR-XⅢは
「期待通り、めちゃくちゃ静かになった」
という高評価が目立ちます。
絶対的な静かさを最優先するなら、最新技術を投入したレグノGR-XⅢに分がありそうですね。
乗り心地はソフトか重厚か
乗り心地のアプローチも、両者で結構違います。
VEURO VE30
タイヤの「重さ」と「剛性」を活かして、路面の大きなうねりを抑え込む感じ。
「重厚感・フラット感」のある、どっしりした乗り心地が特徴です。
REGNO GR-XⅢ
新技術ENLITENでタイヤの「しなやかさ」を追求。路面からの細かな突き上げや衝撃をいなす、「ソフト・マイルド」な乗り心地です。
データ上も、旧モデルより突起ショックが10%も低減しているとか。
という選び方ができそうです。
これは完全に好みの問題になってきますね。
高速安定性のVE304
ハンドリング性能、高速道路での安定性にも違いがあります。
VE304は、口コミで「直進安定性がすごく良い」という評価が非常に多いんです。
「ハンドルが重くなって、応答は少し穏やかになったけど、その分ビシッと真っ直ぐ走って疲れない」という声が目立ちます。
対するGR-XⅢは、軽量化のおかげで「応答性の良いハンドリング」を目指しています。
静かで快適だけど、運転操作には軽快に反応してほしい、というニーズに応える設計ですね。
走行プロファイルの違い
- VE304が合う人
高速巡航がメイン。どっしり安定したステアリングフィールが好きな人。 - GR-XⅢが合う人
街乗りから高速までバランス良く。ソフトな乗り心地と軽快な操作感を両立したい人。
燃費（転がり抵抗）の違い
これは、両者を比較する上で決定的な客観的データになります。
タイヤの燃費性能は「転がり抵抗係数」というラベリングで示されますが、VE304は確認できる全サイズで「A」等級です。
これは低燃費タイヤとして標準的です。
ところが、REGNO GR-XⅢは、多くの主要サイズ（例: 225/45R18や195/65R15など）で、ワンランク上の「AA」等級を獲得しています。
これはENLITEN技術による軽量化や構造最適化の恩恵ですね。
ハイブリッド車やEV（電気自動車）に乗っている人、年間走行距離が多い人にとって、燃費（電費）向上に直結する「AA」の存在は、GR-XⅢを選ぶ大きなメリットになります。
ウェット性能と摩耗時の安全性
雨の日の安全性（ウェットグリップ性能）は、どちらも最高等級の「a」を獲得しています。ラベリング上の優劣はありません。
ただし、アピールポイントが異なります。
VEURO VE304
「摩耗時のウェット性能持続」を強くアピール。タイヤが減ってきても溝の形状が変化し、排水性をキープします。
長く安全に乗りたい人には安心材料です。
REGNO GR-XⅢ
新コンパウンド（ゴム）の採用で、ウェットグリップ性能そのものを向上させています。
どちらも安全性はトップクラスですが、
にフォーカスしていると言えますね。
ビューロ VE304 と レグノ GR-XⅢ｜価格を比較
性能の違いは分かりましたが、一番気になるのはやっぱり「価格」ですよね。
ここで面白いデータがあります。最新モデルのGR-XⅢと、旧モデルのGR-XⅡ、そしてVE304の価格を比較してみましょう。
| タイヤサイズ | ダンロップ ビューロ VE304 （1本価格） | ブリヂストン レグノ GR-XⅢ （1本価格） |
|---|---|---|
| 195/65R15 91H | 11,660円（税込） | 18,260円（税込） |
| 215/60R16 95V | 18,260円（税込） | 25,630円（税込） |
VE304のコストパフォーマンス
VEURO VE304は2020年モデルということもあり、価格はかなりこなれてきています。
GR-XⅢほどの「AA」の低燃費性能や最新の静粛性はありませんが、VE304が持つ
といった実用的な性能はピカイチ。
「最新モデルにはこだわらない。確立されたプレミアム性能を、できるだけ安く手に入れたい」という人にとって、VE304は最強のコストパフォーマンスを持つ選択肢になります。
GR-XⅢと旧モデルの価格逆転
ここで注意点が一つ。通常、新モデルが出ると旧モデル（REGNO GR-XⅡ）は安くなると思いがちですよね。
しかし、市場の在庫状況によっては、なんと旧モデルのGR-XⅡより、最新モデルのGR-XⅢの方が安く売られている「価格逆転現象」が起きている場合があります。
| タイヤサイズ | レグノ GR-XⅡ (旧モデル) | レグノ GR-XⅢ (新モデル) |
|---|---|---|
| 195/65R15 91H | 18,480円（税込み） | 18,260円（税込み） |
| 205/65R16 95H | 24,530円（税込み） | 24,530円（税込み） |
| 225/45R18 95W XL | 40,590円（税込み） | 43,450円（税込み） |
旧モデル（GR-XⅡ）選びの注意点
「安いから旧モデルでいいや」と安易にGR-XⅡを選ぶのは待ってください！
性能はGR-XⅢが全方位で上回っていますし、価格もGR-XⅢの方が安い可能性があります。
必ず最新のGR-XⅢの価格と比較してから判断することを強くおすすめします。
実際の口コミと評判まとめ
ここまでの情報を、実際のユーザーの評判で裏付けてみましょう。
VEURO VE304の評判
高評価
- 直進安定性が本当に良い
- 高速でハンドルを握る力が減って疲れない
- 乗り心地が重厚でフラット
懸念点
- 期待したほど静かではなかった（レグノと比べて）
- ハンドルが重くなった、応答が鈍い
→ 「静粛性」を第一目的にすると期待外れになるかも？でも「高速安定性」重視なら満足度は高い、という傾向ですね。
REGNO GR-XⅢの評判
高評価
- 本当に静かになった
- スタッドレスタイヤみたいに乗り心地がソフト
- 満足度めちゃくちゃ高い
懸念点
目立った低評価は少ないですが、「ソフトな乗り心地」が、キビキビした走りを好む人には好みが分かれるかも。
→ 「静粛性」と「乗り心地の柔らかさ」を求めるなら、まず間違いない選択肢と言えそうです。
ビューロ VE304 と レグノ GR-XⅢ｜ミニバン・SUV向けタイヤの比較
アルファードやヴォクシーなどのミニバン、あるいはSUVに乗っている方は、セダン向けとは少し選び方が変わってきます。
車重が重く、重心も高いミニバン特有の「ふらつき」や「タイヤの片減り」を抑える性能が必要だからです。
VE304のミニバン適性
VEURO VE304は、もともと持っている「剛性感」や「直進安定性」が、ミニバンのふらつきを抑えるのに良い方向に働く可能性があります。
ただし、あくまで乗用車向けタイヤなので、ミニバン特有の「片減り（タイヤの外側だけが早く減る）」への専用設計はされていません。
その点は割り切りが必要かもしれません。
レグノ GR-XⅢ TYPE RVの性能
ブリヂストンは、この比較で紹介してきたセダン向けの「GR-XⅢ」とは別に、ミニバン・SUV専用設計の「REGNO GR-XⅢ TYPE RV」を2025年2月から順次発売しています。
これはGR-XⅢの静粛性や乗り心地をベースにしながら、ミニバン特有のふらつきを低減し、さらにタイヤの摩耗（特に片減り）を抑える専用設計が施されています。
ミニバンやSUVでレグノの静粛性をフルに享受したいなら、間違いなくこの「TYPE RV」を選ぶべきですね。
ミニバンにはどっちが最適か
これはもう、明確です。
もしあなたの車がミニバンやSUVで、REGNOの静粛空間を求めるなら、専用設計の「REGNO GR-XⅢ TYPE RV」一択でしょう。
もしVEURO VE304を選ぶ場合は、価格の安さは魅力ですが、ミニバン特有の摩耗の仕方に対応していない可能性は考慮しておきましょう。
ビューロ VE304 と レグノ GR-XⅢ｜タイヤフッドで賢く購入する方法
さて、VE304かGR-XⅢか、だいたい方向性が決まってきたら、次に考えるのは「どこで買うか」ですよね。
タイヤは専門知識が必要だし、取り付け作業も必須。でも、お店で買うと高かったり、待ち時間が長かったり…。
そこでおすすめなのが、自分もよくチェックしているタイヤ通販サイトの「タイヤフッド（TIREHOOD）」です。
タイヤフッドの取付予約
タイヤフッドが便利なのは、タイヤの購入と同時に、近くの提携ガソリンスタンドやタイヤ専門店の「取付予約」まで一括で完了できるところ。
ネットでタイヤを選んでポチるだけで、当日は予約したお店に行くだけ。タイヤがお店に直送されているので、重いタイヤを運ぶ必要もありません。
もちろん、交換工賃や廃タイヤ処分料も、購入時にすべてコミコミで支払いが終わっているので、現地で追加料金を請求される心配がないのが安心です。
お得な支払い方法と保証
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ビューロ VE304 と レグノ GR-XⅢ｜最終結論
長くなりましたが、「ビューロ ve304 レグノ比較」で悩んでいた方へ、自分なりの結論をまとめます。
結局、あなたの「優先順位」と「予算」で決めるのが一番です！
ダンロップ VEURO VE304 を選ぶべき人
- 高速道路でのビシッとした直進安定性を最重要視する人
- タイヤがすり減ってもウェット性能が長持ちする安心感が欲しい人
- 最新モデルにはこだわらず、確立された性能を最高のコストパフォーマンスで手に入れたい人
ブリヂストン REGNO GR-XⅢ を選ぶべき人
- とにかく絶対的な静粛性と、ソフトでマイルドな乗り心地を最優先する人
- ハイブリッドやEVに乗っていて、燃費向上のために転がり抵抗「AA」の性能が欲しい人
- ミニバン・SUVに乗っていて、専用設計の「TYPE RV」を選びたい人
- 価格が高くても、2024年の最新技術（ENLITEN）を体験したい人
どちらを選んでも、今履いているタイヤからのアップグレードは間違いなく体感できるはずです。
ぜひ、ご自身の運転スタイルと予算に合った最高のタイヤを選んで、快適なカーライフを送ってくださいね。
